↑コロンボのジェフリー・バワ建築のレストランでの一枚
(ジェフリー・バワは、世界で初めてインフィニティー・プールをデザインした人であり
世界的に有名なリゾートホテルを多数建築した人である)
私は今、シギリヤのカフェにてこのブログを書いている。
32年前、まさかこんなおしゃれなカフェが出来ているとは夢にも思っていなかった。
なんて失礼な私だろう…
ずっとプリミティブなままを想像していたなんて!
私だって、こんなに年を取り20歳だった私は52歳になっているんだ…
あの頃の私は、初めての海外旅行で好奇心旺盛な当時の大親友が
「モルディブに行こう!」
と言い出し(そこどこよ?って思っていた)、スリランカ経由だと聞くと
「スリランカも行きたい!」と言い出したものだ。
全てがカルチャーショックで…
当時の私は内心ドキドキが止まらなかったのに
親友は「楽しいねー」とお気楽な感じで(笑)
こっちに来てから、当時の親友にLINEを送って爆笑している。
長い友人っていいものだ。
同じ思い出を共有しているって奇跡みたいなんだって思う。
52歳のおばさん二人が(心だけ)当時にタイムスリップできるんだから!
夫は仕事をしたり編集をしたりして
私は気ままに次の旅の宿を探したり、こうして記憶を残している。
なぜだろう?
私は旅に出ると無性に文字が書きたくなる。
リアルな感情、不純物のない誇大な思いのない感情を書きたいんだと思う。
だから、夫の写真と共にお付き合いしていただけたらと思う。

スリランカの首都コロンボから
私たちは2等車両にて第二の都市キャンディに向かった。
定刻通りに出発!(正確には5分遅れ)にはすごい!と思ったけれど…
到着は1時間半遅れるという、ある意味お約束な感じで幕を開けた。
エアコンのない車両、電車の音は驚くほど大きくて
あまりのうるささに大音量でイヤホンを付けたけれど少しマシになっただけだった。
(宮本浩次様ありがとう!)
でも、隣の席の家族と仲良くなったり
ここでもスリランカの人の温かさを知り始める。

(前の座席のおじさんの手がなんとも素敵!)
2等車はエアコンがないから急に雨が降ると窓を閉めるので蒸し風呂状態になる。
これは、案外過酷で…快適はお金で買わなければいけない…
でも、どんなことでも「経験してわかる」事ばかりだし、
私たちにとってのNOは誰かのYESなのだから、決めつけちゃいけない。
今日(2025/1/28)で旅を始めて1週間、三分の一が終わったけれど
なんとなく自分たちの許容はこのくらいというのが掴めてきた気がする。
コスパ旅だけれど
それでもアラフィフだから無理なことはお金で快適を買う軟弱旅でもある。
それでいいんだ、大事なのは自分たちらしさだから…
私が「ごめん無理!」と言うと、案外夫も「俺もーーー」と言ったりするから似てきた気がする。
キャンディでの事、そしてここシギリヤでの事…
なんだか一気に書き記すことが出来ないので少しずつ書いていきたい。
明日、私たちはまたキャンディで一泊し、明後日は次の目的地へと行く。
Instagramに詳しく書いてあるから、ぜひ見てもらいたいな!
そして、旅を始めた二日間はなんとも違和感が拭えず
あと3週間は長いなぁ…
なんて思っていたのに、今は
「あら、もう1週間が終わってしまった!」
と思っている自分に驚く。
だから、人間って良くも悪くも慣れる生き物なのだと私は思っている。
夫なんて
「何年も前からここに住んでました?」と言うくらい馴染んでいるし
なんなら食事も日本よりもりもり食べているし
「水を得た魚」のようにイキイキとした顔をしている。
その顔を見ると、シンプルに
「この人は本当に旅が好きなんだな」と思う。
ここは優しい世界…
仏教の国だから殺生がダメで、だから犬も猿も猫もリスもいる。
もちろん、まだまだ問題が多い国でもあるし
(経済破綻した国でもある)
だから治安も心配したけれど…商売っけが少々多いくらいだしインドよりも楽です!
(ガチインド経験者は天国だと思う)

まだほんの1週間なのにどんどんこの国が好きになるし
ツーリスト同士の謎の結束は、過去色々な旅をしたけれど
ここは一番な気がする!
一言言っていいだろうか?
今の私は、時々遊びに来る【スリランカにしか生息しない】リスを待つ
緑多いカフェでこれを書くというなんとも贅沢な時間を過ごしている。
悔しいのは
今日見つけた素晴らしいこのカフェ。
明日にはこの街を去ると言う…もっと早く知りたかった!!!
カフェイン中毒(笑)の欧米人たちの集うこのカフェのコーヒーは日本円で350円!!!
最高!

最後の1枚だけ私の携帯の写真でなんか申し訳ない^^;
陽子