過去、私が書いた
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はじめに
魚座は、12星座の最後を飾る「魂の癒し手」。
すべてを受け入れ、赦し、共に涙を流せる――そんな優しさを持つ星座です。
人の痛みを自分のことのように感じ取り、誰かの心にそっと寄り添う。
その共感力は時に苦しくなるほどで、まるで“人の心のアンテナ”のように敏感です。
けれど魚座の本質は、単なる感受性ではありません。
それは「愛の完成形」。
すべての経験を通して、人を理解し、赦し、包み込む――
魚座は、この地上で“愛そのものを生きる”ために生まれた星座なのです。
恋人としての魚座
恋人としての魚座は、甘く、優しく、そしてとてもロマンチック。
相手の感情を敏感に感じ取り、思いやりの言葉や仕草で寄り添ってくれます。
恋をすると全身で愛を感じ、相手の喜びや悲しみまでも自分のもののように受け取ります。
ただ、その優しさが強すぎて、相手の気持ちに飲み込まれてしまうことも。
恋人が落ち込んでいれば一緒に沈み、喜んでいれば涙を浮かべて笑う――
そんな“共鳴する愛”を生きています。
恋人が魚座なら、安心して心を見せてください。
どんな言葉よりも、魚座は“あなたの感情”を感じ取っています。
そして何も言わずとも、「大丈夫だよ」とそっと手を握ってくれるでしょう。
結婚相手としての魚座
魚座との結婚生活は、優しさと想像力に満ちています。
「こうあるべき」と押しつけることはせず、相手の立場や気持ちを想像して行動するタイプ。
パートナーのために自然と献身できる、愛の人です。
一方で、感情の波が激しく、傷つきやすい面も。
現実的な問題に弱いところがあるため、共に生きる相手には「現実を支える力」が求められます。
それでも魚座は、家庭の中に“夢”や“癒し”を生み出す天才。
他の星座には真似できない、あたたかく優しい空気をつくります。
成熟した愛のかたち|「溶け合うような愛」
魚座が成熟すると、愛は「与える」でも「支える」でもなく、“溶け合う” というかたちになります。
相手を変えようとせず、ありのままを受け入れ、赦し、包み込む。
その優しさは、相手に「ここにいていいんだ」と感じさせる力があります。
魚座の女性は、直感的で、柔らかく、そしてどこか神秘的。
強く見せようとせず、自然体でいることで、周囲の人が癒されていきます。
理屈ではなく“感情の言語”で生きているからこそ、人の心に届くのです。
魚座の男性は、包容力と詩的な感性の持ち主。
恋人や家族を心から愛し、守ろうとします。
現実的な計算よりも、「この人を幸せにしたい」という純粋な思いが原動力。
その愛は言葉ではなく、空気で伝わります。
子育てにおける魚座
親が魚座の場合
魚座の親は、まるで“心のクッション”のような存在。
子どもの気持ちにすぐ気づき、寄り添い、受け止めます。
「どうしたの?」と聞かなくても、子どもの心を感じ取れる直感力があります。
ただ、子どもの悲しみや怒りを自分のことのように感じてしまうため、
時に疲れてしまうことも。
そんなときは「私が笑っていれば、この子も安心できる」と考えると、自然にバランスを取り戻せます。
子どもが魚座の場合
魚座の子どもは、夢見がちで感受性が豊か。
空想の世界が大好きで、音楽や絵、動物などに強い共感を示します。
叱るよりも、「あなたの気持ちはわかるよ」と共感してあげることで、安心して伸びていきます。
ルールよりも“心の通じ合い”が大切なタイプ。
感情を否定せず、思いを言葉にするサポートをしてあげると、
魚座の子は自分を大切にできるようになります。
友人としての魚座
魚座の友人は、まるで心のオアシス。
落ち込んでいるときにそっと寄り添ってくれる、癒しの存在です。
相談すれば、答えよりも“安心”をくれるタイプ。
その一方で、人の感情を受け取りすぎて疲れることもあるため、
魚座自身が「自分を守る時間」を持つことが大切です。
夢見がちで優しい世界観に共鳴できる人と出会うと、深い友情が生まれます。
上司としての魚座
魚座の上司は、感性でチームをまとめます。
数字やルールよりも、“人の気持ち”を優先するタイプ。
部下の表情から疲れを読み取り、無理をさせないよう気遣います。
ただ、優しすぎて厳しい決断を下すのが苦手な面も。
それでも「この人のために頑張りたい」と思わせる、温かいリーダーです。
部下としての魚座
魚座の部下は、空気を読む力が抜群。
上司の意図を敏感に感じ取り、チームの和を保ちながら仕事を進めます。
感情的な場をやわらげることができるため、職場の“癒し担当”になることも多いでしょう。
感謝や励ましの言葉をかけると、驚くほど伸びるタイプ。
「あなたがいてくれて助かる」と伝えることで、最高の力を発揮します。
おわりに
魚座は、12星座の最後にして“すべてを赦す星座”。
恋人としては優しく包み、
結婚では癒しの家庭をつくり、
子育てでは心の居場所を、
友人としては安心を、
仕事では温かい空気を届けます。
その愛は形を持たず、言葉にもならない――
けれど確かにそこにあって、人の心を溶かしていきます。
魚座は「涙のように優しい星座」。
悲しみを知るからこそ、人を深く愛せる。
そしてその優しさが、世界をやさしくしていくのです。
魚座の愛は、“癒しの終着点”であり、“新しい始まり”。
ここで星座の旅は一度終わり、また次の命へと続いていきます。
星座の旅を終えて ─ 牡牛座の私が思う、魚座という星座
12星座を巡るこの旅の最後に、どうしても触れておきたかったのが魚座のこと。
正直に言うと、私はいつも少しだけ魚座に「イラッ」としてしまうことがあります(笑)。
とても優しくて、繊細で、誰かの涙にもすぐに気づく。
でも、そのやわらかさゆえに、なかなか現実を動かさないこともあるんです。
たとえば、やるべきことを前にしても「今は流れが来ていない気がする」とか、
「うまく言えないけど…なんとなく違う気がする」とか。
牡牛座の私はつい、「いや、やるかやらないかでしょ!」と思ってしまう(笑)。
だって、形にすることで初めて安心できるのが私たち、牡牛座だから。
私は、五感で世界を確かめる星座。
肌で触れて、香りを感じて、味わって、音を聴いて、目で見て――
そうして初めて「これが本物だ」と感じるタイプなんです。
だから、目に見えない“感覚”の世界で生きている魚座を、
時々うらやましく、時々不思議に思ってしまう。
魚座の人は、触れなくてもわかる。
言葉がなくても、心の波を感じ取る。
私が何度も確かめてようやく得られる安心を、彼らは“感じる”だけで手に入れてしまう。
その軽やかさに、少し戸惑いながらも、どこか惹かれてしまうのです。
そんなふうに感じながらも、魚座の“愛し方”にはいつもハッとさせられます。
彼女たちは、誰かを変えようとしない。
できないことを責めず、「今のあなたでいいよ」と言える。
その優しさが、時に現実的でないように見えて、実は一番現実を癒しているんです。
私は努力や積み上げで物事を動かすタイプ。
一方、魚座は“世界を信じて、流れを待つ”タイプ。
だからこそ、私が焦っているとき、魚座の人は「大丈夫。もう少しゆっくりでもいい」と言ってくれる。
その言葉が、思いのほか心に沁みるんです。
たぶん、魚座の人たちは知っているんですよね。
「がんばらなくても、愛される」ということを。
「形がなくても、つながっている」ということを。
私が苦手だと思っていたその“ふわっとした部分”は、
本当はこの世界でいちばん大切な“安心のエッセンス”なのかもしれません。
魚座の皆さんへ。
あなたたちのやさしさは、時に理解されにくいけれど、
その存在だけで、誰かの心を救っています。
私はまだ「流れに任せる」が少し苦手だけれど、
あなたたちを見ていると、「信じる」ってこういうことかもしれない、と思えるのです。
12星座の旅の終わりに。
どの星座にも、美しい光と影があります。
そしてその違いがあるからこそ、人はお互いを通して“自分”を知るのでしょう。
魚座のやわらかさは、
きっと、私たちが最後に辿り着く「やさしさのかたち」なのだと思います。
参考になりますように…
陽子